漫画「遭遇」【25話・宅急便】と【24話・合わせ鏡】の大まかなネタバレと、見どころ感想をご紹介します♪
「遭遇」の漫画を読めるのはピッコマだけ!
当サイトは完全なネタバレではなく、みなさまに「イラスト付きで読みたい!」と思っていただけるような記事作りを心がけておりますので、ご理解ください。
遭遇(漫画)25話ネタバレ【宅急便】
たくさん段ボールが積まれたトラックの荷台のドアを開ける男性。
男性は配達先のマンションを見上げながら
「ハァ…なんで重そうな荷物は大体5階なんだよ。」
とボヤいています。
すみません…重い荷物を注文するときは不在にならないように注意しますから許してください><そして配達員さん、いつもありがとうございます!
男性は荷物を抱え一気に階段を登ると、目的の部屋の呼び鈴を鳴らします。
「宅配便ですー!」
しかし中から応答はありません。
さっきこれから配達に行くと確認の電話をしたばかりなのにおかしいなぁ、と思った男性は、その場でもう一度配送先の電話番号に電話をかけます。
すると室内からスマホの呼び出し音が聞こえました。
「あれ、中で鳴ってるじゃん。」
そう思っていると、中からタンクトップ姿の女性が出てきました。
「はい。」
「あ、富村さんですか?受け取りのサインを…」
男性は、女性のタンクトップ姿のセクシーな胸元に目をやります。
サインを終えた女性は
「荷物はそこに置いといてください。」
と言うも、スケベなことを思い付いた男性は
「この荷物、重いですから中までお持ちしましょうか?」
と提案します。
「いえ、大丈夫です。」
「でも女性にはちょっと重いですよ?」
「はぁ…。」
女性は少し考える表情をしたあと、はっきりと答えました。
「GG宅配の橋本さん?帰ってください。」
「わ、わかりました…。」
女性のきっぱりした物言いに、さすがの男性もたじろぎ引き下がります。
「橋本さん。忘れないですから、気をつけてくださいね。」
そう言って女性はドアを閉めました。
「やべー、クレーム入れられるのかな…。」
男性は、女性をスケベな目で見たことを後悔しながら、帰っていきました。
翌日。
配送のトラックでまた富村宛の荷物があることに気づいた男性は、昨日の今日だし気まずいなぁ…、と思いながらも荷物を届けるためにマンションにやってきます。
しかし、富村の部屋の前には規制線が貼られており、警察が複数人立っていました。
「あの…この部屋に宅配なんですけど…。」
「そこにおいて置いておいてください。」
男性は刑事に問いかけます。
「あの、何かあったんですか?俺、昨日もここに来たんですけど。」
「昨日もここに?富村さんに会いましたか?」
「はい、直接宅配だったので…。」
「昨日会った富村さんはこの方で間違い無いですか?」
そう言って刑事は一枚の写真を取り出します。
その写真を見た男性は固まってしまいます。
そこに写っていたのは、昨日受け取りに出てきた女性とは別の女性でした。
じゃあ、昨日出てきた女性は…?
男性は、女性の言葉を思い出します。
『GG宅配の橋本さん。忘れないですから、気をつけてくださいね。』
男性は青ざめた表情で写真を見ながら、
「ま、間違いないです…。」
と答えたのでした。
遭遇(漫画)【25話・宅急便】感想と意味を解説
まさか受け取りに出てきたのが殺人犯だとは、そのときの男性は想像もしなっかったでしょうね。
しかも殺人犯に顔も名前も職場も知られていて、「あなたのこと忘れない」と釘を刺されたとなると、本当のことを警察に話すなど怖くてできないでしょう…。
殺人犯の女性が捕まるまで、男性の恐怖は続きそうです。
遭遇(漫画)26話ネタバレ【合わせ鏡】
「生姜焼き定食とウーロン茶ですね。かしこまりました。」
客からオーダーを受けるバイトの青年。
青年の働きっぷりを見た店長は、
「若いのに礼儀正しくて働き者で、うちの息子も見習ってほしいよ!」
というくらい、大絶賛です。
そこに、13番テーブルの呼び出しベルが鳴ります。
青年が要件を聞きにテーブルに向かおうとしたところ、
「君を呼んでるんじゃないからいいよ。」
と店長に止められます。
青年が13番テーブルを見ると、すでにパートのおばさんがお客さんの対応をしていました。
「一体何回呼べば来るの?」
「申し訳ありません、ランチの時間帯で忙しくて…」
「それはそっちの都合じゃん!急いでるから早めに持ってきてって言ったのにどれだけ待たせるのよ!
それに前に来たとき、箸の直置きは嫌だから箸置きを準備しろって言ったよね!?
それとご飯を運ぶとき、投げるようにテーブルに置くなって言うのも何回言わせりゃ気が済むのよ!」
女性の物言いに、同席の女性は「ちょっとどうしちゃったの?やめなよ…。」と困惑しながらもかなり引き気味です。
周りのお客さんも、何事かと13番テーブルをチラチラ見ています。
その様子を見ていた店長は、
「あの人常連さんなんだけど、いつもああなんだよ。なにかにつけてクレームを入れる…たまったもんじゃないよ。」
と、青年にボヤきます。
混雑する時間帯に来といて早くしろとか、マイ箸置きを用意しろとか、かなりのモンスターですね^^;
「ここはいいから、ゴミ出し行ってきてくれる?」
そう店長に言われ、青年は裏口から外に出ます。
そして一服しようとタバコに火をつけました。
あれ、ゴミ出しとはいえ仕事中なんじゃ…いいのかな><
青年がタバコを吸っていると、先ほどのクレーマー女性が電話をしながら外に出てきました。
「あ、みきちゃんママ、本当にすいません…。
いえ、うちの子がいつもいつもすみません…。
全て私のせいです、よく言ってきかせますから。
もう二度とこんなことがないようにします。本当にすいませんでした…。」
クレーマーの女性は電話を切るとすぐに、
「くだらないことでグチグチ言わないでよ、うるさいわね!」
と毒づきます。そして青年に気がつくと、
「ん?ここ通り道でしょ?こんなところでタバコ吸わないでよ!
まったく…みんなまともじゃないんだから!」
そう言って、プリプリ怒りながら店内に帰っていったのでした…。
遭遇(漫画)【26話・合わせ鏡】感想と意味を解説
ファミレスではクレーマー女性だけど、ママ友にはペコペコ頭を下げる。
働き者の青年だけど、たまに仕事をサボってタバコを吸っている。
そんな二人の二面性を、『合わせ鏡』と表現したお話なのかな?と思いました。
誰しもオモテの顔とウラの顔がある…「みんなまともじゃない」と言ったクレーマー女性の言葉には、そんな意味が含まれていたような気がします。
にしても同席の女性をドン引かせるほどのクレームはやりすぎですよね^^;
