ピルデュ、遺族に呪われる…
【26番目の殺人/漫画/81話・82話・83話・84話・85話・86話・87話・88話・89話・90話】あらすじ感想をお伝えします♪※ネタバレ注意
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【26番目の殺人/漫画/81話】眠るピルデュの首にロープを…あらすじ感想※ネタバレ注意
ジャン・ピルデュの26番目の殺人として、ソヒ(ジスの娘)殺人事件がニュースで大々的に取り上げられました。
これまでの罪とは別に、新しい殺人罪でピルデュが逮捕される。
国民はテレビやスクリーンを食い入るように見つめています。
チェ検事の思惑通り、忘れかけていたピルデュへの憎悪が、国民の心の中で再び燃え上がりました…。
ときは遡り、検察庁の地下駐車場。
取調室からジスを逃したイ検事補佐は、自分の車をジス(ジウォン)に渡します。
ナビにはピルデュ(ギス)の監禁場所が設定済み。トランクにはナイフやロープが用意されています。
「ジスさん、これがピルデュに仇を打つ最後のチャンスです」
イ検事補佐の声には、なんとしてもジスにソヒ(ピルデュに殺されたジスの娘)の仇をとってほしい。そんな気迫が溢れています。
自分がジスを逃したとバレるのも時間の問題。そうなれば自分も逮捕される。しかし、そうなってもジスに仇を打ってほしい。イ検事補佐の必死さが伝わってきます。
どうしてそこまでして、イ検事補佐はジスに肩入れをするのか。
それは、ソヒ事件のときに自分たちへのバッシングを恐れて、事件をもみ消した検察上部への不信感・嫌悪感からでした。
自分たちの保身で捜査を打ち切り、遺族の苦しみを考えない上層部に、あの日からずっと怒りを抱いていたのかもしれません。
警察から検察へ移動したのも、このことを見越してのことだったのでしょう。
にしても、ソヨン(ジスの親友)といい、イ検事補佐といい、「ピルデュをヤれヤれ」圧力がすごすぎて、ジスが潰れそう…。
山道を走る車の中で、眠ってしまったピルデュ。
ジスは「これが最後のチャンス」と自分に言い聞かせます。
トランクにあるロープを手に取り、ピルデュの首にかけますが、頭に浮かぶのはピルデュとの幸せな思い出ばかり…。
ここまでみんなに協力してもらったんだから、ヤらなきゃ!っていう想いと、ピルデュを愛する気持ち。
天秤が激しく振りすぎて、ジスの心は今にも壊れそうです…。
【26番目の殺人/漫画/82話】あらすじ感想※ネタバレ注意
眠ったピルデュ(ギス)の首に、ロープをかけるジス。
ジスの心の中には、さまざまな思い出が走馬灯のように駆け抜けます。
私がアナタの顔を初めて見たのは、逮捕されたという速報のニュース。
整った顔とは裏腹に、ゾッとするほど冷たい目をしていて、まるで悪魔のような男だと思った。
絶対に、ソヒ(ピルデュに亡き者にされたジスの娘)の復讐をしてやると心に決めた。
しかし海辺の村で会ったアナタは、まるで別人のように優しい目をしていた。
一緒に過ごしながらアナタの正体を見極めようとしたけど、分かったのは「アナタの記憶喪失は本当」ということ。
今のアナタは、「人を殺した記憶」ではなく、「この海辺の村で優しい人たちに囲まれて暮らす、穏やかな記憶」でできている。
そして「私の記憶」もこの村で上書きされてしまった。
娘と夫を失い、人生に絶望していた私。
しかしアナタとこの村で過ごした「嘘の幸せな日々」は、私の心の傷をいつの間にかいやしてしまったみたいだ。
だけどもし、アナタに「悪魔の記憶」がよみがえったら、私は躊躇なくアナタを殺す。
だけど「今のアナタ」のままでは、私はアナタを殺せない!
ソヨン(ジスの復讐計画を手伝ってくれた、ジスの親友)やジャンウォン弁護士(ピルデュを死刑から救った弁護士、かつジスの義父)に申し訳なく思いながらも、記憶を失くしたピルデュは別人であると、ジスの中で結論が出たようです。
ジスにとってはテレビで見た「殺人鬼のピルデュ」ではなく、あの村でいっしょに過ごした「キム・ギス」の人格が本物なんですね。
まあ、そうなるだろうという気はしていました^^;
【26番目の殺人/漫画/83話】あらすじ感想※ネタバレ注意
検察庁に、ジャン・ピルデュの居場所を知っている、という女性がやってきました。
彼女はピルデュ事件の遺族の一人。
そう、ピルデュオークションの参加者です。
女性は、遺族全員にオークションの招待状が送られてきたこと、最終的に「会長」が30億ウォンでピルデュを落札したことを伝えます。
そしてもう一つ…「この女性が、遺族みんなに連絡先を聞いて回っていた。この人がオークションの主催者だと思う」と、ピルデュの姉(偽物)の写真をチェ検事に見せました。
その写真を見たチェ検事は、「いや、この女性がそんなことをするはずがない」と驚愕。
この女性はなんと、ピルデュ事件の18番目の被害者遺族だったです…!
ピルデュの姉(偽物)は、ただのお金好きの詐欺師かと思ったら、まさかの遺族…。
がっつりピルデュ関係者でした^^;
一方、ピルデュが監禁されていた廃倉庫にたどり着いたジャンウォン弁護士たち。
気絶から目を覚ましたピルデュの姉(偽物)の手当てをしてあげます。
姉(偽物)、生きてた…!よかった…のかな?うん、よかった!
会長、ジャンウォン弁護士たち、ピルデュの姉(偽物)と、ピルデュに復讐心メラメラの遺族が一箇所に集結。
こちら側も大きく動き出しそうです。
【26番目の殺人/漫画/84話】あらすじ感想※ネタバレ注意
どうやら、ピルデュ(ギス)に姉がいたというのは、本当のことのようです。
幼いころ、母親の再婚によって姉ができたピルデュ。
その当時から、ピルデュは犬や猫を殺しており、近所からは避けられていました。
そんな中、姉は唯一、自分に怖がらずに話しかけてくれる存在だったのです。
ピルデュは母親が再婚するまでは、母親といろんなところを転々としながら暮らしていました。
ピルデュの殺傷癖が、周りにバレるたびに引っ越していた…ってことですかね^^;
そして母親が再婚してからは、ドソン市の笹野原という土地に落ち着きます。
その情報をイ検事補佐から聞いたジス(ジウォン)は、車をドソン市に走らせます。
子供のころのものでもいい、少しでもピルデュの記憶を引き出すために…!
子供のころに住んでいた場所に行って、ピルデュは記憶を取り戻すのか!ハラハラしてしまいます。
【26番目の殺人/漫画/85話】あらすじ感想※ネタバレ注意
ドソン市の笹野原に到着したピルデュ(ギス)とジス(ジウォン)。
ピルデュは笹野原に咲き乱れる赤い花を見て、「まるで一面に血を撒いたみたいだ」と言います。
そして、「なんだか懐かしい感じがする」とも。
それを聞いて、やっぱり子供の頃の記憶は残っている…?!と、ドキっとするジス。
二人は、食べ物を買うために建物のあるほうへ向かいます。
そこで、住人のおばあさんに遭遇。
おばあさんはボロボロの家を指差し、「あそこは殺人鬼のジャン・ピルデュが住んでいた家だから近づかないほうがいいよ」と言い出し…。
一方、警察病院に運ばれたチェ・マルスク(ピルデュの姉(偽物))。
なぜこんなことをしたのか?と問うチェ検事に、ジャンウォン弁護士としか話したくないの一点張りです。
イラつくチェ検事は、なぜピルデュのオークションの開催を知っていたのに通報しなかったのか、とジャンウォン弁護士に詰め寄ります。
しかしそこで、ジャンウォン弁護士のこれまでの行動は全て、ジャン・ピルデュを(刑務所の)外に出して、遺族に復讐させるためのものだということに気付いて…。
ピルデュが住んでいた家に入って、記憶を取り戻す…的な展開が来そうで怖いです^^;
【26番目の殺人/漫画/86話】あらすじ感想※ネタバレ注意
今回はマルスク(ピルデュの姉(偽物))の回想から始まります。
マルスクは、早くに両親を亡くし妹と二人暮らし。
ある日、妹から「最近近くで殺人事件があったし、怖いから駅まで迎えにきてほしい」と電話を受けます。
しかし、ゲームに夢中だから今は無理、とこれを拒否。
そして事件は起こってしまったのです…。
マルスクは、あのとき妹を迎えに行っていたら…と後悔を背負いながら生きていたのでした。
一方、笹野原の近くの食事処に入ったピルデュ(ギス)たち。
そこにはなんと、ピルデュの姉(本物)が働いており…!!
村の人たちから「あそこは殺人鬼の家だ」と後ろ指を刺されてるから、もう遠くで暮らしてるのかと思ったら…
まだこの村におるんかーい!!
ということは、両親(実の母親と再婚相手の男性)も近くにいるってこと…!?
【26番目の殺人/漫画/87話】あらすじ感想※ネタバレ注意
ピルデュの姉(本物)は、「私とアナタは血が繋がっていないんだから、私を巻き込まないで!」とピルデュ(ギス)を拒絶。
取り付く島もありませんでした。
ジス(ジウォン)は、イ検事補佐から「ピルデュの両親が眠る墓」を教えてもらい、次にそこに向かいます。
そこにはボロボロにされたピルデュの母親の墓がありました。
近くにいたおばあさんは、「アイツ(ピルデュ)が死刑にならなかったから、この町のみんなで墓に呪いをかけたんだ」と言い出し…。
死により苦しいことが起こる呪い…もはや魔術のようです(怖)
確かに、今のピルデュにとって、覚えのない罪で全国民から恨まれ命を狙われるのは、あっさり死刑になるよりずっと苦しいことなのかも。
ピルデュ、記憶を取り戻す気配はないけど、姉に完全に拒絶されたあたりから表情がなんだかおかしいのが気になります…。
【26番目の殺人/漫画/88話】あらすじ感想※ネタバレ注意
ついにもう、自首をしたいと言い出したピルデュ(ギス)。
ジス(ジウォン)は、ピルデュに記憶を思い出させる最後の手段として、ソヒ(ジスの娘)が殺された事件現場へピルデュを連れて行きます…。
ピルデュはジスが、自分に記憶を思い出させようとしていることに驚いていましたね。
そりゃそうか。
ピルデュからしたら、なんで故郷や事件現場に連れて行かれるのか、ワケがわからないですもんね…。
【26番目の殺人/漫画/89話】あらすじ感想※ネタバレ注意
ジス(ジウォン)から、自分が26番目の殺人(しかも子供)を犯していたことを聞かされたピルデュ(ギス)。
ピルデュは以前、自分が小さい女の子を殺す夢を見て、うなされていたことを思い出します。
ピルデュはふと、ジスがその女の子の関係者ではないかと思い…。
「あなたが悪魔の記憶を取り戻したら、私がその悪魔を退治してあげる」って言ったときのジスの笑顔が怖すぎる…。
なんか本当に、感情が読めません(汗)
ピルデュの脳の奥にはソヒ(ジスの娘)を手にかけようとした記憶が残っているようだけど、このままだとハッキリと思い出すときも遠くない気がします。
【26番目の殺人/漫画/90話】あらすじ感想※ネタバレ注意
警視庁で、イ検事補佐によるジス(ジウォン)の取り調べ(録画)を見たミン刑事(ソヒ殺人事件の担当刑事)。
ミン刑事は、ジスがソヒの母親であることに気づきます。
それと同時に、あのとき一緒に事件を担当したはずのイ検事補佐が、ジスのことを知らないふりをして取り調べをしていることに疑問を感じ…。
ついにイ検事補佐とジスが内通していることがチェ検事にバレてしまった…!!
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